ロハス生活のススメ › 2012年12月23日

2012年12月23日

丁寧を込める

我が家で最近、よく名前のあがる人物。
浜子さん。(馴れ馴れしくてすみません)

浜子さんによると、こうするのがいいんだって〜。
浜子さんはこんなこと言ってたよ。
なんだか我が家ではまるで近くに住んでいる方のように普通に話題に上がります。

フルネームで言いますと、辰己浜子さんです。

味噌のことをもっと知りたいと思って何気なく手に取った、
「みその本 みその料理」
(みその本があまりにも素敵だったので「暮しの向付」も借りました)


恥ずかしながら、これらの本を読むまで浜子さんのこと、そして、娘さんの芳子さんのことも知りませんでした。

「丁寧を込める」は浜子さんの精神。
お掃除のほんの少しの手順を忘れてしまった芳子さんに対して、浜子さんが
「丁寧の込め方を知らない」と言われたというエピソードが印象的でした。

本を読んでいたら節々から感じられますが、全てにおいて丁寧を徹底されているような方です。
私も、丁寧に生きたいと改めて思うことのできた、素晴らしい本です。



ところでこの写真、パン・デ・カンパーニュです。
浜子さんが戦時中、自家製小麦で焼いていたそうです。

これがあるのとないのとでは防空壕の中での気持ちが全く違うものだったそうです。
(他の家庭では小麦はパンにするものではなくうどんなどにするのが一般的だったため、防空壕には当然持ち込めません。)

驚くのは、誰に習ったわけでなく、また、オーブンがある訳でなく、それでも確信を持って失敗すること無く鉄鍋で見事なパンを焼いていたそうです。

浜子さんは私の生まれる2ヶ月前に他界されていますが・・・
とてもロハスな方だと思いました。

環境に目を向け、環境・自然とともに生きることを大切にされていて・・・
食の崩壊について、心を傷めておられたり・・・

主婦として、料理研究家としての日々を綴った2冊ですが、そこから読み取れるのは本当に丁寧な生き方と、あたたかく、そしてとても芯の強い人となりです。

とってもいい本なので、機会があれば是非読んでみてくださいね!!


娘さんの辰己芳子さんの映画、「天のしずく」もすご〜く気になります。
もう、映画予告オフカット集見るだけでわくわく。。。

お父様がお食事をとれなくなった時に命をつなぎ止めるために作り続けられたという「命のスープ」の本も、とっても気になります。
近々必ず読んでみたいと思います。


ということで・・・この本を読んでまずやってみようと思ったことをここに決意表明
*自分の生活を丁寧にできるような心持ちで過ごしたい。
*暮らしの中で丁寧をどう込めるのか、今一度考えてみたい。
*あまりにも知らない和食のこと、調理の基本のこと等、少しずつでも勉強したい。

ちょっとずつでもやっていきたいと思います。  




Posted by 森口智美 at 16:12Comments(0)ロハス